施工
スリーブ注入工法の施工工程
-
ボーリング
未固結地盤や割れ目に富む岩盤では、注入孔のボーリングはケーシング掘り(口径100mm程度)が適当です。
-
シールグラウト充填
所定深度までボーリングを行い、フレキシブルパイプを孔底まで挿入してシールグラウトを孔内へ充填します。
-
スリーブパイプ設置
充填後ただちにスリーブパイプを継ぎながら全長にわたり挿入設置します。
-
ケーシングパイプ引抜き
スリーブパイプを設置したら引抜きジャッキなどでケーシングを引抜きます。
ここまでがボーリング工程といえます。
ケーシング引抜き後シールグラウトが固結するまで養生期間をとります。
-
クラッキングと水押し
スリーブパイプにダブルパッカーのついたインジェクションパイプを挿入し、圧力水を送り、固結したシールグラウトを割るためのクラッキングを行って注入路をつけます。
さらに水押しを行い、地盤の透水性をチェックします。
-
グラウト注入
フィードバック機能を持ったグラウト注入管理システムにより、時々刻々適確な注入を行い効果を一層高めることができます。